八重洲無線の受信機 FRDX-400

古い八重洲無線のハムバンド専用機を結構廉価で入手出来たので少し記述します。
少し斜め下からの正面パネルの様子です。
薄いビニールカバーが張ってあります。

メインダイアルのすぐ右ツマミが音量調節で、
ちょこっと見えるレバーがRFゲインですがこれが曲者で
音量ツマミと一緒に回転してしまい知らずに感度が下がって
慌てることがあるのは、DRAKEのR-4Cでも同じです。
又ツマミを引くとAGCがOFFとなりこれも問題ありです。

電源スイッチは見えませんが左下のファンクションスイッチが
兼用しています。
上面の様子です。
右上方にある筈の6m/2mのクリコンはありません。
右上隅の金属板にVHFのコンバーター基板が取りつくのでしょう。

左側電源トランス(以外に小さい)の傍にあるのがCH101(5H)で+B電源回路に使われていいるチョークでしょう。回路図では4Hですが。
右下隅にあるのはCH102(4H)で回路図では1Hですが恐らく半導体回路の電源用の筈です。
後ろの方(上の方)にある青色のケミコンはC179で+B用ですがこれは何処かのWEBでドイツ製?と記述してあるのを見た?
このケミコンは実はれっきとした日本製でSHINEI TSUSHIN 製と判りました。その名もルビコンでした。

尚 真ん中でちょっと上の方にある白いシャーシ部分はFM基板の筈ですが3500の刻印がある水晶が差さっていて用途が分かりません。


メカフィルはSSB用とCW用が装着してあります。
帯域幅は恐らく2kcと600c/s。
底面内部の様子です。

画像の左下の黒い四角の部品と右下に見える四角い銀色の部品は整流用のブリッジダイオードでしょう。
左側のが半導体回路用の4D01、右のは+B電源用の4D08。
左側面にはケミコンが後付けしてあります。

左上隅にあるトランスはT101でオーディオのOPT。
右側面。

見えている4連バリコンはRFAのグリッド側とプレート側の同調。
同調バリコンの軸の向こうにある球はV102(6U8)。

右隅にある基板はマーカー。
左側面。

右にある小穴があいたシールドケース部分はリジェクションチューニングユニット。その左にある円筒はV601(12AT7)。

トランスの右にある球はオーディオの6BM8。
その右に在る四角い穴は何用かなあ?
ケースの中に入れた状態の背面の様子です。

外部スピーカーの接続端子がネジ式であるのは昔の習慣でしょうか。

銘板の右にはトグルスイッチが後付けしてあります、これは本来ならFM基板がある場所に別の用途の基板が取りつけてあるのと何か関連があるのでしょう。

真ん中に見えている水晶片はBFO用です。その左にある穴は何用?